こんにちは、不動産のプロです。今回は、中古マンションを購入する際に見逃してはならない「保証料」と「事務手数料」の違いについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。この違いを知っているだけで、将来大きな損を防ぐことができますよ!
金利だけではダメ!隠れた費用の落とし穴
中古マンションを購入する際、金利が低い銀行を選ぶことは当然です。しかし、それだけでは不十分です。金利の他にも「保証料」と「事務手数料」という隠れた費用があり、これを見逃すと大損する可能性があります。
保証料と事務手数料の違いを知ろう
例えば、あなたが3000万円の住宅ローンを組むとします。銀行から融資を受ける際には、保証料や事務手数料といった諸費用が発生します。
保証料
- 保証料とは:銀行があなたに融資するリスクをカバーするための費用です。
- 特徴:支払った保証料は、ローンを早期に返済した場合に一部戻ってくることがあります。
事務手数料
- 事務手数料とは:銀行がローンの手続きを行うための費用です。
- 特徴:一度支払うと、どんな場合でも返金されることはありません。
事例で分かる保証料と事務手数料の違い
私が初めてマンションを購入した際、3000万円の住宅ローンを組みました。5年後にマンションを売却した時、保証料として支払った60万円のうち一部が戻ってきました。しかし、もしこの60万円を事務手数料として支払っていたら、一銭も戻ってこなかったのです。
店舗型銀行 vs ネット銀行
次に、店舗型銀行とネット銀行の違いを見てみましょう。
店舗型銀行
- 事務手数料:3万~5万円程度
- 保証料:融資額の2%
ネット銀行
- 事務手数料:融資額の2%
- 保証料:5万~10万円程度
賢い選択のポイント
- 事務手数料の違い:
- 店舗型銀行:固定額の事務手数料。融資額が大きくても手数料は一定。
- ネット銀行:融資額に対して2%が事務手数料。融資額が大きくなると手数料も高額に。
- 保証料の違い:
- 店舗型銀行:融資額の2%が保証料。融資額が大きくなると保証料も高額に。
- ネット銀行:数万円の固定額。融資額に関わらず保証料は一定。
将来を見据えた賢い選択
将来何が起こるか分かりません。転勤や家族構成の変化で、マンションを売却する可能性もあります。その時、保証料として支払ったお金が戻ってくるかもしれません。例えば、60万円が戻ってくれば、家族旅行やリフォーム、子供の教育費に使うことができます。
賢い銀行選びのために
銀行選びを間違えると、結果的に何十万円も損をする可能性があります。金利だけでなく、保証料や事務手数料、全てをトータルで考えることが重要です。物件価格や仲介手数料にばかり目が行きがちですが、実は見逃せない費用がたくさんあります。
一緒に賢い銀行選びの方法を学んでいきましょう。あなたの大切なマイホーム購入が、後悔のない素晴らしいものになることを心から願っています。