中古マンションの購入を検討している皆さん、内見時のチェックはとても大事です。内見では物件の外観からたくさんの情報を得ることができます。今回は、不動産のプロとして内見時に確認すべき外観のポイントをわかりやすくご紹介します。
1. 駐車場のチェックポイント
空き状況を確認
駐車場の空きが多いと、住民が少ないことを示しているかもしれません。将来的に駐車場の利用率が低いと管理費や修繕積立金が値上がりする可能性があります。特に機械式駐車場の場合はメンテナンスコストが高いため、さらに注意が必要です。
2. 外観のチェックポイント
バルコニーの様子
バルコニーにゴミが放置されていたり、布団が干されていたりする場合、そのマンションの管理が行き届いていない可能性があります。このような場合は管理会社に理由を確認しましょう。
外壁の状態
外壁にヒビが入っている場合は注意が必要です。小さなヒビ(ヘアクラック)はそこまで問題ではないかもしれませんが、大きなヒビ(構造クラック)や錆びた鉄筋が見える場合は、建物の耐久性に問題がある可能性があります。
植栽の手入れ
植栽がきちんと手入れされているかを確認しましょう。手入れが行き届いていない場合、管理が不十分である可能性があります。
3. 共用部のチェックポイント
防犯体制
オートロックや監視カメラが設置されているかを確認しましょう。これらはマンションの安全性を高める重要な要素です。
廊下の幅と避難経路
廊下の幅が十分かどうか、避難経路が確保されているかを確認します。片側廊下の場合は1.2メートル以上、両側廊下の場合は1.6メートル以上の幅があるかチェックしましょう。
ポストとごみ置き場
ポストやごみ置き場が整理整頓されているか確認します。これらが散らかっている場合、住民のマナーや管理の質に問題があるかもしれません。また、ごみ置き場が近い部屋は匂いや音の問題がないかも確認しましょう。
エレベーターと掲示板
エレベーターや掲示板に有益な情報がきちんと貼られているかを確認しましょう。掲示板の内容は管理会社の情報提供の質を示しています。
手すりの壁
手すりの壁にヒビが入っていないか確認します。ヒビがある場合、それが構造クラックかヘアクラックかを見極めることが重要です。
4. 駐輪場のチェックポイント
駐輪場の利用状況や自転車の種類、配置状況を確認しましょう。駐輪場が乱雑であれば、住民のマナーや管理の質を疑う必要があります。
5. その他のチェックポイント
エントランスの出入り
エントランスの出入りがしやすいか確認します。これは日常の利便性に直結します。
駐車場にある車の種類
駐車場に停まっている車の種類や状態を見て、そのマンションの住民層を推測する材料にします。
自転車の種類
駐輪場に停められている自転車の種類や状態も、住民の生活スタイルやマナーを知る手がかりとなります。
共用部の全体的な管理
上階から下階までの共用部を見て、全体的な管理の質を判断します。
これらのポイントを内見時に確認することで、購入するマンションの質を見極めることができます。納得のいく物件を見つけるために、ぜひこのチェックリストを活用してください。