【危ない中古マンションの見分け方】資産価値を守るために必ず確認すべき3つのポイント

中古マンションを購入する際、「買った後に価値が下がったらどうしよう?」という不安を感じる方は多いと思います。マンション価格が上昇している今、適正な選択をするためには、慎重な判断が求められます。


今回は、「絶対に失敗しないマンション購入のポイント」を解説します。これらのポイントを押さえて、資産価値を守る選択をしましょう。

1. 「人気エリア」や「駅近」だけに惑わされない!資産価値を守るための本当の見極め方

中古マンションを選ぶ際に「駅から近い」「都心に近い」「人気エリア」といった条件は、多くの方が注目するポイントですが、それだけでは資産価値を保てるとは限りません
一番重要なポイントは、そのマンションが相場価格で売られているかどうかです。

資産価値を守るために相場確認が必須

人気エリアでも、相場より高い価格で購入してしまうと、すぐに価値が下がるリスクがあります。例えば、同じエリアで4000万円が相場のマンションが5000万円で売りに出ているとします。もし相場よりも高い物件を買ってしまうと、1000万円の損失を抱えることになります。

駅近やエリアだけで判断するのではなく、そのマンションが適正価格かどうかを確認することが、資産価値を守るために最も大切です。

2. 購入前に必ず確認!「成約事例」で価格の適正を見極める

マンションを購入する際、プロの視点から必ず確認してほしいのが「成約事例」です。
制約事例とは、過去にそのマンションがどのくらいの価格で取引されたかを示すデータで、この情報が分かると、そのマンションが現在の市場価格に適しているかどうかを判断することができます。

成約事例の確認方法

購入前には、営業マンに「このマンションの制約事例を見せてもらえますか?」と質問してみましょう。もし「制約事例は見せられません」と言われたり、はぐらかされた場合、その営業マンは信頼できないかもしれません。
逆に、しっかりと制約事例を示し、詳しい説明をしてくれる営業マンは信頼に値するでしょう。こうした情報を基に、冷静に価格の妥当性を判断することが大切です。

3. 「将来の価格上昇」を過信しない!冷静な判断が資産を守る

「これから値段が上がり続けるから今がチャンス!」という営業トークをよく聞くかもしれません。しかし、将来の価格上昇を予測するのは誰にもできません
特に今のマンション市場は価格が一時的に上昇している局面にあり、焦って購入すると損をする可能性があります。

営業マンの言葉に惑わされないこと

「これからもっと値上がりしますよ」といった言葉を過信せず、今の相場に基づいて適正な価格で購入することが何よりも大切です。経験から言うと、未来の価格は不確実なので、焦らずに冷静な判断を心掛けましょう。

【さらに深掘り】デベロッパーの戦略を理解する

中古マンションだけでなく、新築マンションを検討している方にも知っておいてほしいのが、デベロッパーの動きです。現在、多くのデベロッパーは内部留保を積み増しており、急いでマンションを売る必要がありません。これにより、マンションの価格が急に下がることは期待しにくい状況です。

土地価格が高騰しているタイミングを理解する

特に、今後販売される新築マンションは、土地価格が高い時期に取得された土地に建てられているため、価格が大幅に下がることは考えにくいです。これから2~3年以内に完成するマンションも、同様に高めの価格で販売される可能性が高いです。

中古マンションを購入する際も、相場や制約事例を基に冷静に判断することが、資産価値を守るためのカギとなります。

まとめ

マンション購入を検討している際には、「駅近」「人気エリア」だけで判断せず、そのマンションが相場価格で売られているかどうかを必ず確認することが大切です。
さらに、制約事例をチェックし、将来の価格上昇に過度な期待を抱かず、冷静に今の相場に基づいて判断することが、資産価値を守るための最良の方法です。
これらのポイントを押さえて、後悔のないマンション購入を実現してください!

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